Carpe diem

飾らず ただ心のままに…
あの人
あの人のことを考えない日はない。

あの人が今いる場所は 雪も降ったにちがいない。 
冬服を持っていかなかったあの人は どうしているのだろうか?
いい大人なのに 料理もほとんどできないけれど ちゃんと食べているのだろうか?
お金を振り込んであげなくても 大丈夫だろうか?
そんな風に思いつつ・・・いまさらながら、あぁ きっとあの人は 私と知り合う前のように
あの人を愛してくれる誰かのもとにいるのだろう。そんな風に感じる。
あの人が子供の頃から抱いている虚しさも 孤独感も 
そんなことで 満たされる筈はないのに。
それでも あの人は あの人を必要とする誰かの傍に きっといるのだろう。
あの人と十数年前に別れたご主人さんとの間にいる娘さんは、
母のことを そこまで分かってくれる人はいない と
わたしがあの人と付き合っていたことをまったく気づかずに そう言ってくれた。

あの人が わたしを愛してくれたはずなのに。
出会った頃、あの人は あの人の孤独感を わたしが救えるのだと思ってくれていたのに。
どうして こんな風になってしまったのだろう。
どちらの愛が重かったかなんて 天秤にかけたいわけではないけれども
わたしを もう必要としていないのなら 私は何の意味があるのだろう。
わたしが あの人よりも大人になれなかったから…。
もし大人になれていたら 今この瞬間が別のものになったかもしれないのに。

わたしも あの人も お互いが知り合う前の自分達に戻ってしまうんだろうか。
お互いが お互いに抱えていた虚しさと孤独感を 
また人に期待することなく 諦めて進んでいくんだろうか。
お互いがなにも成長できない別れならば ふたりが出会った意味も 
一緒に過ごした時間も 一体、何の意味があったんだろうか。
そんな風に思いたくはないから あの人と出会ったことを
後悔ではなく 感謝しなければいけない。
そうでなければ 自分の気持ちのやり場もない。
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