Carpe diem

飾らず ただ心のままに…
どんぐりの家
10年ぐらい前に1巻だけ読んだことのある漫画・・・山本おさむの『どんぐりの家』。
本屋に行ったら、小学館文庫から新たに出ていたので、
改めて買いなおし いま5巻を読み途中。

内容は・・・聾唖重複(聾唖者であり且つ他の障害もある)の子供達の成長や
その家族を取り巻く差別や直面する問題、先生たちの闘いなどが描かれている。
精神病棟に長いこといれられていたろう重複者や、昭和54年以前は、
就学猶予・免除として、義務教育すら受けられなかった実態なども描かれている。
漫画だけれども、それが当時の実態であったのであろうし、リアル。

と言っても、実際には、わたしの身内には聾唖者も知的障害者もいないから
その大変さや世間から受ける差別など分からないし、想像するしかできない。
わたしが通っていた小学校には、当時、特殊学級と呼ばれるクラスがあり、
知的障害を持った吉田くんが週に1度、私がいたクラスの授業に参加し、
吉田くんのお迎えと机を運ぶ役目を 先生に頼まれやっていたことがある。。。
今まで生きてきた人生のうちで、そんな程度の関わりしかない。

前にも書いた気がするけれど・・・
日本は豊かな国なのだろうけれども、見向きもされない問題や差別、
あえて目を背けられ 話題にすることすらタブー視されていることが沢山ある。
改善されるべき問題に気づいてすらいなければ どうにもならないし、
その問題に気づいたとしても 動かなければなにも変わらない。
動いたところで 方向性を間違えれば危ないし・・・。

活動家になる気もないし、なにかをできるなんてことも思わないけれども、
知らないよりも 知っているべきだろうと思うし、
心を閉じずに どんなことでも受け入れられるだけの心でありたいとは思う。
自分の今おかれている環境や身の回りだけが 世界のすべてなのだと
少なくとも そんな風に思いたくはない。

それは あまりにもちっぽけで、どれほどか無知なことだろう。
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